いろんなバックグラウンドの人間が、BIGのカルチャーという大きな木の元に集まっている。
BIGではそこで働くすべての人間を敬愛と信頼をこめてBIGSTER(ビッグスター)と呼んでいる。過去BIGで働いていた元日本人BIGSTER達にその経験と将来のBIGSTER達へのアドバイスを語ってもらう。

佐伯慎太郎
クリエイティブエンジニア
- BIGで働くことになったきっかけとその動機は?
建築を学び始めた時からBIGに興味があり、建築を始めたからには一度でいいから、BIGで働きたいと思っていた。大学院進学後、BIGにポートフォリを送って、採用メールが届いた。
- 採用が決まってからのプロセスはどのようなものでしたか?
採用メールが来て、ビザ取得、コペンハーゲンに行って、オフィスで働き始めるという流れ。とにかく、ビザが大変だった記憶がある。3ヶ月後にコペンハーゲンに来てくれと言われていたが、申請が遅れに遅れて、結局半年後になった。
- 実際働き始めてのBIGのオフィスの雰囲気や印象は?
とにかく、BIGのカルチャーが好きな人が集まっていて、連帯感があるなと思った。
- 現地での生活はどのような感じだったでしょうか?
アパート探しには苦労したが、たまたま知り合った日本人の方の家に居候させてもらっていた。家は、見つかりにくい印象なので、早く現地に行って、見つける手続きをしたほうがいい。あと、冬は太陽の出る時間が短いので、ビタミン剤とか持っていったほうがいいなと思った。
- 担当したプロジェクトやチームの構成、雰囲気は?
シニアアーキテクト一人、アーキテクトが一人と、インターンが3人くらいいた。
アイディアを吸い上げてくれる雰囲気がBIG全体にあったので、臆せず意見を言うことができた。また、アイディア出しからアウトプットを作成するところまで、幅広くできるので、大変だが、学びも多く、楽しかった。

- どのようなことに日本で働くことと違いを感じたか?
まず一つは、みんな自分の仕事や会社が好きで、誇りを持っているところ。
いろんなバックグラウンドの人が、BIGのカルチャーという大きな木の元に集まっている感じ。働き方は、メリハリがあるところが違うなと思った。やらなくてもいい仕事をやることはほとんどなく、効率的に、クリエイティブな仕事が行われていると感じた。
- 学んだこと、刺激になったこと、BIGのすごさなどは?
BIGの凄さは建築事務所としての経営のあり方に感じた。
クリエイティブというスケール化しにくいところを、建築の形態の操作の一般化とそれに対するストーリー作りで、乗り越えているところに凄みを感じた。さらにそれをカルチャーにまで昇華させて、人が集まってくる仕組みを作っているところもすごい。今、僕は自分の会社を立ち上げて経営しているが、BIGで経験したこと全てに刺激を受けて、今に生きていると思う。
- 苦労したことは?
英語でのコミュニケーション。英語がわかればいいと思っていたけど、もっと根本的な問題。自分に喋りたいことや意見があることの方が重要だと気づくまでに時間がかかった。
- 思い出深いことなどは?
コンペの最中に忙しくて休日出勤した時に、シニアアーキテクトと近くのカフェで、サンドイッチを食べたこと。
- BIGで今後働きたいと思っている人へアドバイスは?
BIGで働くことや、海外で働くことなどには、さまざまなハードルがあるが、やれば意外となんとかなると思う。例えば、英語ができないとか、技術が追いつかないとか。でも、できると言い張って一旦働き始めて仕舞えば、こっちのもの(あまり褒められたことではないが)あとは、やるしかないので、勝手に成長していけると思います。BIGでは、苦労することもあると思うが、BIGで働くという経験がすでに価値があると思うので、失敗しにいくぐらいの気持ちで、楽しむのがいいともう。
あと、一発芸が必要。BIGは優秀な人や頭がいい人が多いので、優秀軸ではなく、おもしろい軸で制圧する方が楽です。

佐伯慎太郎
東京大学大学院 隈研吾研究室 修士卒業/ Bjarke Ingels Group 2015/ チームラボ 2016-2018/ whatever 2018-2021


